くば浜

sabu

2009年08月26日 20:09

2009年08月26日(水)
今日は水曜日で午後から休み、以前から気になっていた中城村に7月に出来た「くば浜」に行ってみることにした。場所は中城モールの近くのローソン付近と聞いていたので付近を捜すとすぐに見つかった。お店の看板も、ファサードもお世辞にも魅力的とは言えない感じで嫌な予感がして行くのをやめようかと思ったが折角ここまで来たのだから入ってみることにした。
最初、屋根に看板のある建物に入ろうとし、張り紙を見ると「現場事務所」らしく、お店は見当たらないwもう一度上の看板を良く見ると「P F1↙」と矢印が斜め下を指している。そちらの方向を見ると確かに下に降りて行く道がある。車に乗り下の方に降りて行くとお店はあった。どうもこの建物下が1階で、「現場事務所」が2階らしい。分かりにくいなぁと思いながらも駐車場に車を停めてお店に入って行った。
お店に入って驚いた。大食堂だ。4~50人は入れるのではないだろうか・・・箱ものがでかすぎると感じる。実際のお客は私を含めて5人だけ、今は昼の1時半過ぎだから仕方ないのかどうかわからないが、ガラーンとした印象は拭えない。メニューを見てもっと驚いた。なんという数の多さだろう・・・牛丼から定食まで・・・ラーメン屋というよりも大衆食堂といった感じのラインナップだ。

更にもっと驚いたのはラーメンと餃子の説明メニューだ。なんとここのラーメンと餃子は読谷の有名店「れん屋」と同じスープと麺と具だと謳っているではないか・・・まさかこんな所で「れん屋」の名前と出会うとは・・・頭の中を色んな想像が駆け巡った。今目の前の厨房で働いている男性が「れん屋」で修行した人なのか・・・しかし、2年前まで「れん屋」は仕事場が近かったので一週間に1回以上通っていたお店だ。こんな人は見たことがないし、そもそもあのお店が従業員を雇うとは思えない。いつも厨房は一人で回していたし・・・などと考えながら、「れん屋」でよく食べた「塩ラーメン」を注文した。すると店員が「飲み物が付きますがアイスコーヒーかアイスティーかどちらにします?」と聞いてきた。取り合えずアイスコーヒーを注文した。するとラーメンより先にアイスコーヒーが出てきた。それから程無くラーメンが運ばれてきた。

 
見た目はどうなのか…「れん屋」に近いラーメンなのか、思い出せない自分がいた。「れん屋」の塩ラーメンはすっきりとした塩というよりも、透明感があるスープなのにやたらとコクと旨みが詰まっている後を引くスープだった。麺も堅めで美味しい麺で、初めて行った時に「美味しかったです」と奥さんにおせいじじゃなく素直な気持ちで言葉をかけた沖縄で初めてのお店だった。平成17年、4年前ことである。麺を啜ってみた…スープにはコクと旨みを感じる…美味しいかも知れない。スープに浮かぶ焦がしネギの甘味も感じるのだが・・
ただ、スープの温度と量が絶対的に足りないと思う。麺を食べきった時のスープの量が少なすぎて物足りなさを感じた。スープの量はラーメンのある意味生命線となると思う。ラーメン作りにもう少し情熱を掛けてほしいと思った。自分で食べてみて考えて美味しいラーメンのバランスを考えてほしい。このお店はたまたま「れん屋」と関係があるお店のようだがオペレーションが煩雑な定食やドンブリ系など提供して、せっかくのラーメンが中途半端な気がする。塩ラーメンは「れん屋」に近い味は出しているが、そこまでか・・・お客に美味しいラーメンを出す言う根本的な思いが足りないと感じる。決して不味くはないが、物足りなさは否めない。非常にもったいないと思いながら会計をしながら奥さんらしき人と話をしました。すると「れん屋」のご主人と姻戚関係にあるらしく、開店当時は「れん屋」のご主人が手伝いに入っていたらしい。ラーメンの味は「れん屋」を踏襲してるらしいwもう少しカナ・・・折角始めたお店なんだからラーメンを打ち出すのか、定食屋になるのか・・・はっきりとしたコンセプトを打ち出して専念しないとどっちつかずで終わる可能性もあるので頑張って欲しいと思う。
ご馳走様でしたm(__)m

最後に、この辺のお店ではラーメンは美味しいと思います^^

営業 11:30 ~23:00
休み 火曜日
住所 沖縄県中城村久場1974-1
【満足度】 ★★★★★★
【 麺  】 ★★★★★★☆☆☆
【スープ 】 ★★★★★★☆☆☆


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