生蕎麦 新 富
2008年3月15日
名護まで来てラーメンを半分ぐらいしか食べられなかったので、急遽エメラルドビーチの先にある日本蕎麦屋「新 富」に向かった。ここは沖縄では数少ない手打ち蕎麦を出してくれるお店で前々から行ってみたいと思っていたお店の一つだ。美ら海水族館の先のエメラルドビーチを過ぎてすぐ右側に案内看板と日本蕎麦ののぼりが出ているのですぐに分かった。細い坂道を登りお店の前に車を停めて入ってみた。
お店の中に入るとご主人らしき人物が一人で出迎えてくれた。お店の真ん中辺りの席に座り「おしながき」と記されたメニューを見る。内地では海苔が載ってないのが「もりそば」で海苔が載っているのが「ざるそば」と使い分けるのだが、ここでは「せいろそば」になっている。沖縄では海苔の乗っている、所謂ざるそばをあまり見かけないので懐かしくなり「せいろそば」を頼むことにした。連れは「もりそば」を注文。
蕎麦が出てくるまでご主人と色々な話をしたところ元々東京の中央区銀座の近くにある新富町の出身でお店の名前もそこからとっているとのこと。奥さんと2人で沖縄に移住してきたらしいが、今は奥さんは病気で東京に戻っているらしい。2人で切り盛りしてるときでも30食が限界で、今は1人でお店をやっているので、蕎麦は1日10食しか打てないとのこと。蕎麦は学校に行って学んでここで開業したが、忙しいのが嫌で、老後をのんびり過ごしたかったらしく、人里はなれたここ本部の自然の中で蕎麦屋をやっているらしい。羨ましい限りだが奥さんの病気の1日でも早い回復を願いつつ、出てきた蕎麦を食した。
出てきた蕎麦は所謂江戸蕎麦で、「神田やぶそば」というより「神田まつや」 に近い感じの蕎麦だ。東京の老舗と比較されてもご主人は困るだろうがしっかりとした手打ちの麺であることは食して見ると分かる。つけダレも程よい辛さで蕎麦の先をチョンとつけて食べると丁度良い感じでするする胃袋の中に消えていく。3分も掛からず完食した。
最後に朱色の蕎麦湯容器に入った熱々の蕎麦湯をつけダレの器に注いで飲み干した。あ~美味しかったww
わざわざ、名護から本部まで来たかいがあったと大満足w来て良かったなぁ~w
ご主人、本当に1日10食の貴重な蕎麦をいただけて感謝です(^.^)
ご馳走様でしたm(__)m また行きます~
【満足度】
★★★★★★★★☆☆
【 麺 】
★★★★★★★★☆☆
【 汁 】
★★★★★★★★☆☆
【 薬味 】
★★★★★★★★☆☆
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