沖縄のラーメン屋さん探訪記`08`09

お店の中に入ると、「琉家　本店」で店長と一緒に頑張っていた背の高い方が一瞬驚いたような表情で「いらっしゃい！」と出迎えてくれた。お客は他に一組いるだけだった。それから、色々とカウンターに座って話をしたのだが、午前中はお弁当の販売をやり12：00～22：00頃までつけ麺専門店をやっていくとのことだった。お店に入る時に気付いたのだが、表では露店で確かにお弁当を売っていた。よくこの不景気な時に支店を出そうと思いましたね・・・と聞くと「だって琉家　本店だから支店がなくちゃダメでしょ！」とのことだった。確かに・・・でも、どこかで、そんなこと言って支店を出してご臨終したお店が曙方面にあったようなきがするのだが・・・まあこちらは大丈夫かなｗ

取り敢えず、「琉家」で未だ「つけ麺」を食べたことがなかったので、一番ノーマルそうな「 白つけ」600円を注文することにした。標準は「麺冷や」「つけ汁温（ぬる）目」で出しているらしいのだが、私が「つけ麺」を滅多に食べないのをよく知っているので・・・「麺熱」「つけ熱」で出しましょうか？・・・と聞いてきたので、その通り「熱」「熱」でお願いしたｗ
お店には他の店員は女性が一人いるだけだったが、外の弁当販売露天付近に2人程たむろしていたので実際は何人店員がいるのかよく分からない・・・などと考えを巡らしている内に「白つけ」が出来上がって来て目の前に置かれた。



琉家の「つけ麺」に、初めてのご対面である。麺を盛った皿には海苔が2枚と半熟煮玉子が付いている。麺はいつもの太麺で出てきた。早速、麺をつけ汁に付けて啜ってみると、まず口の中で「琉とんこつ」ラーメンのスープを彷彿させる甘みが広がり、後からピリ辛の刺激が旨さに追い打ちを掛ける。驚いたｗ初めて食べる「つけ麺」の感覚だ。「旨い～！」と思わず口走ってしまった。近くで様子を見ていた馴染みの店員が「ありがとうございます！」とうれしそうに破顔している。今まで食べたことのある中で秀逸の「つけ麺」だと感じた。非常に言いづらいが「三竹寿」よりもこちらの方が私には美味しく感じる。煮干や魚粉系をふんだんに使った濃厚つけ麺には無い旨さがこの「つけ麺」にはある。食べたことがない「つけ麺」である。
麺は普通のラーメンを食べている時から旨いと感じていたが、「つけ麺」になると更にその美味しさが際立つようだ。麺・汁共に「熱」「熱」で注文したので、なかなか、つけ汁が冷めないことも美味しさを演出しているのかも知れない。

麺と煮玉子を食べて最後かなり苦しくなった状態で、「割スープ」を頼むと厨房に戻っていった。これも珍しい光景だった。普通は割る「スープ」を別の容器に持ってきて置いて行くところが多いのにワザワザ厨房まで持って行って何やら仕上げている感じで戻ってきた。つけ汁の容器を見ると綺麗な青ネギが再び浮かんでおり、器も熱々になっている。スープを飲むと先ほどのスープとは違う美味しさが口に広がって行く。何だろう???この美味しさは???濃厚なスープではない。強烈な個性を放つスープでもない。優しく五臓六腑に広がって行く極上のスープを飲んでいうような得も言われぬ至福の時が過ぎて行った。こんな「スープ割」飲んだことがないｗ麺を食べていた時のスープと「割スープ」で割った目の前のスープが別物に感じるほど変化しているようで美味しさを2度楽しめた。

感謝であるm(__)m

何で今までここの「つけ麺」を食べなかったのだろう・・・悔やまれる(>_<)

営業 （8：00～12：00　お弁当屋さん）
　　　　つけ麺専門店　12：00～22：00（売り切れ次第終了）
休み 日祭日
住所 沖縄県那覇市古波蔵3-5-22