その「たいめいいけん」の左前方にはここに出来た歴史は浅いが、京都銀閣寺の近くで60年以上の歴史をもつ「京都ますたに総本店」から、のれんわけしたという「ますたにラーメン」がある。ここは平成6年頃に出来て現在に至る京都ラーメンの東京進出の草分け的存在だ。沖縄の「麺や 和楽」さんに味は近いと感じるお店である。麺とか、スープの構造とかは違うのだが、鶏がらスープと豚の背油を使った手法などかなり近い感じのラーメンだと思う。スープは3層構造になっており、背油の甘味、醤油味、一番底に一味を利かせたスープの味の変化を楽しめるラーメンになっている。食材にもこだわりがあるお店で、一時期嵌って通ったことがあるお店である。今日は外に行列もできていないが、一応中を覗くと満席状態になっていた。未だ人気があるようだw
許されることなら、この2店でも寄って食べて行きたいところなのだが、私は「ギャル曽根」ではないのでとても無理な話であるw
更に日本橋高島屋の正面入口方面に回ると「小諸そば」がある。このお店はオフィス街を中心にドミナント展開している立ち食い蕎麦屋なのだが、「挽きたて・うち立て・茹でたて」を売りにしており、天婦羅も常にお店で揚げていて他の立ち食い蕎麦屋とは一線を画す。早朝からサラリーマンで一杯でオフィス街の親父たちの貴重なお食事処である。私も毎朝ここでお世話になっていましたw因みに日本蕎麦と饂飩が選べるのだが、他の立ち食いと違って蕎麦と饂飩では別々の汁を使っている。蕎麦のお勧めは「えび天そば」、饂飩は「イカ天うどん」である。
嵌ります^^;
小諸そばと同じ通りを銀座方面に進むと「創業元禄3年」の「山本山」本店がある。西暦で言うと「1690年」、300年以上の歴史を持つ「お茶と海苔」の老舗中の老舗のお店が鎮座している。お店では茶室で「お茶とお茶請け」のセットがここで味わえる。お店には品のある初老の方々が多く出入りしている。情緒深い名所である。こうゆう場所でゆったりとした時代を超越した時を過ごせる生き方をしたいものである。
「山本山」を左手に見ながら通り過ぎ、向かいの書物・文具を扱う老舗の「MARUZEN」の店舗がある方向に中央通りを渡り、そのビルの左の東京駅に向かう道を歩くとすぐ左側に、全国チェーン展開している中華そば「幸楽苑」がある。まだ沖縄にはないが、必ず近いうちに沖縄にも出来ると確信するお店である。今は全国に424店舗展開中で、ラーメン一杯290円の衝撃的なお店である。ライバル店としては「日高屋」という東京でよく見かけるお店があるがあちらはラーメン380円と100円高めだが、メニュー構成がちょっと違うので上手くお互いに住み分けができているようで、2店とも未だ成長しているチェーン店だ。両方とも食べたことがあるが、コメントは控えたいと思う^^;
更に「幸楽苑」を左手に見ながら、東京八重洲方面に向かい次の交差点を左に曲がり、八重洲地下道を目指すと左手に見慣れないラーメン屋が現れた。なんと「山頭火」だ。今月パッレトくもじの「りうぼう」で札幌物産店が行われ出店していたお店だ。このお店は本店は旭川なので、北海道で火が点いたと勘違いしている人が多いが、ブームの火が付いたのは渋谷店に大行列が出来てからで、東京が生み出した超有名店といっても過言ではない。残念ながら北海道で行列ができ始めたのは、渋谷店が出来てからである。今は「山頭火」は東京では珍しくないお店になってしまったのか…行列もできていないw
「山頭火」を左手に見ながらまっすぐ八重洲通りを目指しているくとすぐに、ジャンボ餃子で有名な「泰興楼」八重洲本店があり、その並びに中華料理屋、「中華博雅」がある。両店とも餃子の有名なお店で、「泰興楼」は焼き餃子、「博雅」は水餃子が美味い店である。会社帰りに良く寄ったのは「博雅」で、焼き餃子も好きだった。紹興酒を飲みながら「空芯菜炒め」や「ピータン」やら3人ぐらいで色々なおつまみを食べながら仕事の話をしていたのを今では懐かしく思い出させるお店となった。水餃子は一人で頼むと、普通にラーメンを頼んだのと同じぐらいの量があるので、注意が必要だwでもどれも美味しく地下3階まであるこのお店は夕方はいつもサラリーマンで満席になるこの辺で働くサラリーマンで知らない人はいないお店である。
八重洲通りの地下に入り、東京駅方面に向かった。
改札口手前のある「東京駅一番街」を左に曲がり進んでいくと今年の6月に開業したばかりの「ラーメンストリート」に行きついた。東京で評判のラーメン店4店が営業しているありがたいスポットだ。
営業しているお店は、手前から「ラーメンむつみ屋」…言わずと知れた北海道の名店だ。今はチェーン展開しているのでちょっとここに入っているのはどうかと思うが、実力のあるお店だと思う。
そしてその横には、「せたが屋」のセカンドブランド店・・・昔2毛作店として昼と夜のお店の名前とラーメンの種類を変えてブレークして行列を作った超有名店で、ここでは「ひるがお」の塩ラーメンの専門店を出店している。
そして3店目は超有名「池袋大勝軒」で修業し後に独立開業し、大崎に未だに大行列を作っている「六厘舎」だ。ここで修業し開業して行列を作っている「三竹寿」は沖縄でも人気店になりつつあるのでご存知の人も多いだろう。
そして一番奥にあるお店は「2代目けいすけ」である。沖縄では馴染みがないお店なのだが、ここのドンブリは沖縄で使われている。円球を斜めにぶった切ったような器は浦添の「麺や 偶」で使われているので知っている人がいると思う。あの器を考案し初めて採用したのはここである。
様変わりした東京駅近辺に年月の流れを感じながら東京駅八重洲改札口から「SUIKA」で改札を通り抜け中央線に乗り新宿駅に向かった…