沖縄のラーメン屋さん探訪記`08`09

東京を離れて来年で丸5年、本当に久しぶりの「共楽」の店内は昔のままで懐かしさが漂う。
だが、昔と大きく変わってしまったものがそこには存在した。今回東京に来てから強く感じていることだがラーメンの値段が5年前とは大きく変わっている。ここの「中華そば」は現在700円と表示されているが、昔は600円だった。全て100円値上がりしている。色々と後で調べたら、2年ほど前から50円値上げし、翌年50円値上げし現在に至るらしい。以前通っていた頃は、
銀座でラーメン1杯600円とは、なんと良心的なお店だろうと感激したものだった。まあ700円でも東京のラーメン屋では安い方かも知れないｗメニューを見て「わんたんめん」850円と迷ったが、デフォルトの「中華そば」700円を注文した。注文すると前金制でお金を払った。7～8年前は後払いだったのだが、いつの間にか前払い制になってしまった。注文して5分程で「中華そば」と久しぶりのご対面ｗ


麺はやや太めの若干ちぢれ麺である。スープは醤油ベースの純粋な東京ラーメンである。醤油ベースで出汁は鰹節や煮干と鶏ガラを基本として摂っっている感じだ。久し振りにスープを飲んでみると煮干の風味が程良く出ており、コクがあり、麺を啜るほどに美味しさが増していく。しかし、この大好きだった「中華そば」に異変が起こっていた。何故か大きめの背油の塊のようなものがスープに浮いている。以前にも、多少の背油のようなものは浮いていたが、これほどはっきりとした大きなものは以前には入っていなかった筈だ。掬って飲んでみてもあまり味とかコクとかは、この背油からは感じられない。以前のようなスープに紛れているような大きさの脂の方が良いと思うのだが・・・具には輪切りのネギ、シナチク（メニューでは「竹の子」）、チャーシューが乗っている必要最小限のものが載っている。東京ラーメンとしては、「春木屋」のラーメンが全国的には有名だが、煮干の強烈な香りと味ではあちらの方が強いかもしれない。しかし「共楽」のラーメンは「春木屋」とは全く違うラーメンである。個人的には醤油ラーメンでは全国のラーメン屋の中でも「共楽」の「中華そば」が一番美味しいと思う。ここを超える醤油ラーメンなど未だかつて出会ったことがない。
回数を重ねるたびに、病み付きになっていくラーメンである。
今回改めて食べてみて、その美味しさを再確認した。今度はいつ東京に来れるか分からないと思い、じっくりと最後まで味わいながら完食した。ご馳走様でしたm(__)m

「中華そば 共楽」＊諸般の事情により昼間だけの営業らしい
営業 11:00~18:00(通常は月-金11：00~21:00、土～20：00）
休み 日・祭日
住所 中央区銀座2-10-12 あわのビル1F


「共楽」を後にしたのが11：40頃で、羽田に向かうにはまだ早かったので、昭和通りに出て東京の有名喫茶店「ルノアール」に入って行った。メニューを見ると「ルノアールブレンド」510円・・・相変わらずぼったぐり喫茶だなぁ～と感心した。しかし、銀座界隈では、ドトールやらニューヨークカフェやら様々なテイクアウト系コーヒーショップが増えており、昔からの喫茶店は殆ど閉店に追い込まれた。静かな所でコーヒーでも飲もうとするとどうしても、「ルノアール」のようなところになってしまう。必要「悪？」なのだｗ

「ルノアール」で30分程時間を潰して、東銀座駅方面に向かって松屋の裏手をブラブラしていると、見慣れた看板を発見したｗ 「めんそーれ」の垂れ幕に「ぱいかじ」の看板だ。銀座にも支店を出しているとは、恐るべし「ぱいかじ」ｗしかもランチ営業までやっているとは・・・今回は「ぱいかじ」発見だけで満足してその場を離れ、地下鉄の東銀座駅から羽田空港行に乗り込み終点の駅を目指した。