
12時半過ぎだったがカウンター席が空いているだけだった。カウンターの真中に座り、目の前のメニューを手に取った。ここのスープには「旨口(うまくち)」と「濃口(こいくち)」があり、お店の人によると濃口の方がスープ本来の美味しさを感じられるということである。ラーメンのバリエーションは、少なく「ラーメン680円」「特製ラーメン780円」「チャーシュー麺880円」の3つの構成である。それにご飯類が「チャーシュー飯」「チャ茶飯」「釜炊き白飯」と並ぶ。前回は、濃口「ラーメン」を食べたので、今回はワンランクアップして濃口「特製ラーメン780円」を注文した。
待っている間、厨房の作業を見ていると、スープは一つ一つ小鍋に移して火にかけている。作業台の上にはIHコンロが置いてあり、どうやらチャーシューなどの具材を温めているようにみえたのだが、海苔だったかな。。。兎に角、作業が丁寧でお客の目の届かないところで美味しいラーメンを食べてもらうためにかなり気を使って作っているのが分かる。感心してしまった。


特性ラーメンには煮玉子半個と半焼き海苔が付いてくる。煮玉子は初めからラーメンに入っていたが、海苔は別盛で来た。不思議に思ったが、自分で海苔を3枚、丼ぶりの縁に立てかけて食べ始めた。

麺はお店の説明書きにもあるように低かん水の麺で、見た目はラーメンだが、口に入れると日本蕎麦の食感が広がる。スープも限りなく日本蕎麦の出汁に近い。しかし、何故かラーメンなのだ。これに近いラーメンを東京の吉祥寺で食べた記憶がある。「一二三」というラーメン屋で麺にはそば粉を混ぜていたので、こことは違うが、「うちのラーメンは高級な蕎麦です」って言いきっていた。あそこも蕎麦のようなのだがラーメンだった。

目の前に置いてあった一味を振りかけてみたら、更に日本蕎麦っぽくなった。食べいる途中で気づいたら、海苔がうまい具合にスープの中で溶けだしいる(崩れている?)初めからラーメンに入れてこない理由が分かった気がする。でもこれもスープと麺と絡んで美味しい。高級な海苔なのが分かる。

最後に、この蕎麦に近い出汁をラーメンとして出せる秘密は動物系脂の使い方にあるような気がする。。。。などと至らぬ考えを巡らしながらもスープも全部飲み干し完食です。
ご馳走様でしたm(__)m
営業 11:30-14:30、17:00-20:00、日祝日 11:30-15:00
休み 水(祝日の場合は翌日の木曜日が休み)
住所 沖縄県那覇市首里当蔵町1-10-1-102
*因みに3月7日(土)は昼営業だけだそうです。
【満足度】
★★★★★★★★☆☆
【 麺 】
★★★★★★★★☆☆
【スープ 】
★★★★★★★★☆☆